発達障害・聴覚情報処理障害(APD)でも特別な配慮は必要ない
普通の人(いわゆる障害持ちじゃない人)と症状の程度に差があるから「障害」になる。
けれども多かれ少なかれ
定形発達でも聞き取れないときは普通にあるはず。
もう1回言って欲しいな~とか、今の説明イマイチよく分かんなかったな~とか。
定型発達同士でも噛み合わないときは普通にあるはず。
あの人の考えは理解できないな~とか、あの人ってみんなから好かれてるみたいだけど自分にはどうも良い人には思えないな~とか。
人それぞれの正義があるし、親切の定義も違うから。
得意不得意もみんな違う。
だから、聞き取れなかったときはもう一度繰り返して言ってくれたり、話して伝えるだけでなく文字化して書いてくれたり、他者との違いに対して排除するのではなく、その違いを楽しんだり。
そんな簡単なことで良いんだ。
もし上記の事柄を特別な配慮だと思う人がいるのなら、それは日頃何気ない場面で他者に救われているってことに気付いていないだけ。
定形の人にも過ごしやすくなるようなちょっとした工夫があるだけで、発達障害や聴覚情報処理障害を抱える人たちは随分と生きやすくなる。
発達障害・聴覚情報処理障害にとって優しい世界は、定型の人にとっても優しい世界。